いよいよ、アジアリーグファイナル開幕。クレインズ選手の意気込みは?
TEXT&PHOTO:関谷智紀(写真は3/9試合前練習の時のもの)
3/9(土)17:00から、遂にアジアリーグアイスホッケー2018-19シーズンのプレーオフファイナルが始まる。
サハリン対日本製紙クレインズの試合は、3/9・10の土日に釧路で2試合。その後3/14(木)の第3戦以降は、舞台をロシア・ユジノサハリンスクに移して、3戦先勝方式で行われる。
ファイナル開幕前日となる、3/8(金)の練習後、日本製紙クレインズの選手にインタビューできたので、その内容をお届けする。
試合前にご覧いただければ幸いだ。
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クレインズ 上野拓紀キャプテン
―前日の練習を終えたいま、メッセージを
ファイナルに来られたのもファンの皆さんのおかげです。
全力で戦います。
今日は辛抱強く守りを固めて、少ないチャンスをものにする、ということを頭において練習を行いました。あと、PP,KPの練習ですね。
―明日の試合に向けては?
まずは土曜日の試合を全力で勝ちに行きたいと思います。どんなときもチャレンジャーの気持ちで、ドリュー(・マッキンタイア)を中心に守りを固めて辛抱強く戦いたいと思います。クレインズとして、優勝して終わりたいと思うので、皆さんの力を貸して欲しいです。感動していただける試合をしたいと思います。
―対戦相手サハリンについては、どう分析していますか
多彩な攻撃で、シュート打つべき所でもパスなどで完全に崩しきって得点してくる、ロシアらしいチームです。
対応策としては、中側を固めて、良いパスは出させないこと。逆に、そうでなければシュートを打たせても良いくらいの気持ちで対応出来れば。
上手く崩されるので、GKはドリュー(・マッキンタイア)を信頼しているので、危険なところから打たせないようにすれば良いと割り切って戦えればと思います。
大津晃介選手
―いよいよファイナルです
ここまで来られて嬉しいですが、ここで勝てなければ、優勝できなければなにも意味がないので、明日に向けてしっかり準備をしているところです。
プレーオフでは1点差の試合だったり、6ピリオドまで行った死闘だったり……本当に素晴らしい経験をしている最中、といった感じです。1つ1つの試合がアイスホッケー選手として凄い経験になっていると思います。
―クレインズで戦う、ということを今どう捉えている?
自分を高めてくれるチームだと思っていますし、優勝をしたいという気持ちでこのチームを選んで入団したので、チーム内で1年間切磋琢磨をして、そういった厳しい環境に身を置いてホッケーをやってこられたのは自分自身にとってもかけがえのない財産だと思っています。
いまはベテランの選手達が「若手でも意見をどんどん言って良いんだよ」という雰囲気を作ってくれているので、今のような素晴らしいまとまりのチームになれていると思います。
―本州のファンからも大津選手には応援の声がとても多いですが
本州、とくに(出身地の)日光の皆さんからも、応援の声をいただいているというのは凄く嬉しいことです。プレーオフファイナルも、映像などで見ていただいている人も多いと思うので、試合最後の瞬間まで最高の自分のプレーを見せたいと思っています。
―ファイナルへ向けて、抱負を
たくさんのお客さんが見に来てくれる中で、チームが勝つことに全力を注ぎ、自分の得点だったりアシストだったり良いプレーでチームの勝利に貢献できたら良いと思うので、全力で頑張りたいと思います。
最高の緊張感なので、これを存分に味わいたいと思います。
梁取慎也選手
ここまで来たらどっちに転んでもおかしくない状況。自分たちが築き上げてファイナルまで来たことは自信になっているので、過信にならないように、ひたむきにがむしゃらに戦いたいです。
―サハリンはどういうチームと捉えているか?
個人個人の力も強いし、コーナーでのバトルと言ったフィジカルな状況が重要になってくると思うので、そこで数的不利を作られないように、インサイドをしっかり守っていきたい。
―攻略の糸口は?
サハリンは組織的と言うよりは、個人の力で来るタイプなので、1対1のバトルで勝って、数的有利な状況を作れれば得点のチャンスを多く作れると思います。
僕らが思った以上にファンの皆さんも注目いただいているし、このファイナルで優勝できればどこかの企業さんが手を上げてくれる可能性もあると思うので、僕たちは一瞬一瞬を気を抜かず戦って行きます。
まるでドラマのような…という人もいるが、これはクレインズの選手自身が勝ち取ってきた結果ですから。チームはファイナルを迎えて、本当にまとまっていると思います。
勝ったら、ぜひパフォーマンスを釧路のファンの前で見せたいですね。期待して下さい。