世界選手権ディビジョンI-B、優勝および降格の行方について
<TEXT by Tomoki Sekiya / アイスホッケー&アイスクロス情報新サイト準備室代表>
アイスホッケーファンの皆様こんにちは。
4/28に開幕した世界選手権ディビジョンI-Bも早いもので明日5/4が最終日。
各チーム残すところ1試合ずつということになりました。
本日日本代表は、会場のトンディラバ・アイスホールで11時より練習を行い、
明日のポーランド戦に備えていました。
優勝はなくなりましたが、ポーランドとの試合は次回の世界選手権に向けて日本の力を示しより有利に戦うためにも、また2020年2月に予定されている冬期北京五輪の予選に向けて世界ランキングを少しでも上げて有利な条件で戦うためにも、負けられないものとなります。対戦相手に大会の優勝の可能性が掛かることもありますので、日本は手を抜くことなく試合に臨んでくれるものと確信しています。
さて、大会最終日のカードは下記の3試合となります。
5/4 ※( )内は勝点
①12:30~ ルーマニア(10) 対 オランダ(3)
②16:30~ 日本(6) 対 ポーランド(10)
①の試合が優勝のかかる大一番。ルーマニアが60分勝ちすればその時点で優勝決定。それ以外の結果だと、日本と戦うポーランドが勝ち点で上回ればポーランドの逆転優勝となります。同勝ち点ですと直接対決で勝ったルーマニアの優勝です。
(例 ルーマニア 延長勝ち勝点2 >ポーランド 60分勝ち勝点3 で逆転)
③は降格の掛かる直接対決になるか? ①でオランダが60分負けの場合は、ウクライナが直接対決で勝っているためその時点でオランダの最下位降格が決まります。
ただ、①でオランダが勝った場合はややこしくなります。
③の試合の結果、エストニア対ウクライナでオランダの勝点を上回れなかった方が最下位降格となりますが、日本も含め最大で3チームが勝点6で並ぶ可能性があります。
その場合は、当該3チームのみだけの成績をグループ化し、勝ち星>得失点差>総得点
で順位を決めます。
日本は明日のポーランド戦で最低でも勝点1をとれば、3位を確保できますのでとにかく粘り強く戦って欲しいと思います。
追記:ルーマニア、ポーランドがともに勝点10の為、日本は3位が今大会で可能性のある最上位となる。